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#12 待ってる時間もデート [H2]

「待ってる時間もデートの内でしょ」
by,古賀はるか(H2)




誰かを待っている時間というのは、もどかしい。

でも、そのもどかしさが楽しかったりする。

前日に遠足があって眠れないこどものように……


H2 (9) (少年サンデーコミックス)

H2 (9) (少年サンデーコミックス)

  • 作者: あだち 充









久しぶりの野球の練習がない休日。

国見比呂は、古賀はるかとデートの約束をしていた。


「9時に円蔵寺公園噴水前」(古賀)


遅刻気味であった比呂は、待ち合わせ場所までダッシュ。
なんとか9時ちょうどに着いた比呂であったが、古賀の姿は見えなかった。
しかも、天候は雨。

雨の中1時間待った比呂であったが、古賀は現れず、「はい、コールドゲーム成立」と言って帰宅する。


比呂は古賀の自宅に電話をしたら、「とっくに出かけた」と言われ、比呂は困惑する。


そのころ、比呂の父親は比呂の親友、野田敦の電話に出ていた。
しかも、比呂の物真似をして。

「すっかりお前だと思い込んでいたぜ」と比呂に向かってドヤ顔をしていた。


「野田くんだけじゃないぞ。昨夜なんか、古賀社長のお嬢さんにだってまちがわれたんだから」(比呂の父親)


「明日は雨になりそうだから噴水前はやめて、駅前のなんとかという喫茶店に……
えーと。駅前のドンホー」(比呂の父親)


比呂は駅前のドンホーに向かうと、古賀は本を読んでいた。


「何時だと思ってんだ」(比呂)


「12時15分前」(古賀)


電話を掛けずに待っていた古賀は、比呂が練習の疲れから寝ていると思っていた。
無理に起こしては悪い、と古賀は考えていた。


「だったらなんで、9時になんか待ち合わせするんだよ」(比呂)


「待ってる時間も、デートの内でしょ。
デートの時間は、長い方がいいもん」
by,古賀はるか



「永遠」はない。

ただ、1年でも、1日でも、1秒でも長く一緒にいられることはできる。

それなら、待ってみよう、と思う。

大切な人を、待ってみよう、と……。




タカセ


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